商品名 日本髪大全
商品名(カナ) ニホンガミタイゼン
著者名 田中 圭子
判型 B5
ページ数 240
内容
日本人は古代より独特の結髪文化を発展させてきました。
大陸文化の影響を受けた飛鳥・奈良時代、長く垂らした豊かな黒髪を愛した平安時代から室町時代、技巧を凝らして髪を結い上げるようになった江戸時代。
時代が下るにつれてその種類は数百にのぼり、髪型を見ればその人の職業や身分、年齢、未婚か既婚かなどがわかるようになりました。
本書は、古墳時代から現代までの日本の髪型の歴史を、時代考証をもとに再現された実際の結髪姿とともに解説します。
また、島原太夫や舞妓といった花街の女性たち、角界の力士など、現在も伝統的な日本髪を結って暮らす人々と、その結髪文化を支える結髪師の技を、結髪プロセスやインタビューを交えて紹介し、いまに生きる日本髪の実像に迫ります。
このほか日本髪の櫛や髪飾り、家庭でも結える新日本髪も紹介します。
著者紹介
田中 圭子(タナカ ケイコ)
学術博士。ロンドン大学SOAS大学院修了、立命館大学大学院博士課程を満期退学。カリフォルニアのクラーク日本美術文化研究センター、東京芸術大学大学美術館に学芸員として勤務。現在、東京都教育庁文化財調査担当学芸員、京都造形芸術大学アートプロデュース学科講師。専門は近代日本美術史。日本美術における女性表象を研究する。
商品名 日本髪大全
商品名(カナ) ニホンガミタイゼン
著者名 田中 圭子
判型 B5
ページ数 240
主な内容は次の通りです。
1章 花街の髪型と結い方 〈舞妓〉
店出し/舞妓の髪型/割しのぶとその結い方/芸妓・舞妓に聞く日本髪と暮し/節分のおばけ/花かんざし/金竹堂
2章 花街の髪型と結い方 〈島原太夫〉
島原太夫の髪型/お初とその結い方/島原太夫―花街の「心」を受継ぐ/島原太夫の櫛かんざし/ありし日の島原太夫道中/花街の髪を結う―山中美容室
3章 櫛まつりに見る日本髪の変遷
櫛まつり
《古墳時代〜奈良時代 古代の結髪と大陸文化》櫛まつりに見る髪型(以下同) 古墳時代〜奈良時代/いにしえを伝える大島あんこの島田髷
《平安時代〜室町時代 垂髪の時代》平安時代〜室町時代/古代の髪飾り
《安土桃山時代〜江戸時代初期 結髪の開花》安土桃山時代〜江戸時代初期
《江戸時代中期 髱の発達》江戸時代中期/春信風島田とその結い方/鼈甲の髪飾り/磯貝べっ甲専門店
《江戸時代中期 燈籠鬢の流行》江戸時代中期(続き)/燈籠鬢丸髷とその結い方/江戸のスタイルブック『当世かもじ雛形』
《江戸時代後期 宮廷女官の結髪》江戸時代後期/葵髱下げ上げとその結い方/江戸時代後期(続き)/江戸のスタイルブック『女子愛敬 都風俗化粧伝』/百花繚乱の髪飾り/江戸の人々を描く アニメーションの世界
《明治時代〜大正時代 結髪の近代》明治時代〜大正時代/移りゆく姿―高畠華宵/花嫁の髪型/花嫁の被り物/花嫁かんざし/昭和の花嫁/風俗史家・吉川観方/日本髪の美を次代に伝える有職美容師/つげ櫛/十三や
4章 新日本髪
自分で結える新日本髪/新日本髪の結い方/大正・昭和の櫛かんざし/中原淳一と新日本髪/中原淳一考案 花の髪・はつ春の髪の結い方/洋髪と新日本髪
5章 相撲の髪型と結い方
大銀杏と丁髷とその結い方/琴奨菊関に聞く相撲髷と暮し/床山―相撲美を陰で支える立役者/島田商店/男髷の変遷
その他、日本髪の基本/コラムなど。
特別協力:京都美容文化クラブ・櫛かんざし美術館
お詫びと訂正
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