商品名 きょうりゅうたちのあしもとで
商品名(カナ) キョウリュウタチノアシモトデ
著者名 ツク之助
監修者名 木村 由莉
判型 B5変(縦273mm×横192mm)
ページ数 32
主役は恐竜……ではなく、その足元で暮らすシッポネズミたち。小さな一家が走りまわる!
内容
シッポネズミの家族と一緒に恐竜の森を大冒険! トリケラトプスの頭によじ登ってあそんだり、エドモントサウルスの背中に乗って川をわたったり、ティラノサウルスにちょっかいを出して……。親子で楽しめる、まったくあたらしい恐竜絵本(?)です。
監修:木村由莉(国立科学博物館)
対象:未就学児~小学校低学年
■編集担当より
この物語の主役は、白亜紀後期に生きた恐竜「じゃない方」です。大型生物の足元で小さな一家が走りまわっていたことを想像すると、なんだか楽しくなってきませんか。やんちゃで、陽気で、たくましい、シッポネズミたちの生命力を存分に感じてください。
著者紹介
ツク之助(ツクノスケ)
サイエンスイラストレーター。イラストを担当した書籍に『ディノペディア Dinopedia』(誠文堂新光社)など多数、絵本作品に『とかげくんのしっぽ』『フトアゴちゃんのパーティー』(ともにイースト・プレス)がある。爬虫類カプセルトイ(バンダイ)の商品デザインを手がける。
木村 由莉(キムラ ユリ)
国立科学博物館地学研究部 研究主幹。専門は哺乳類化石。著書に『もがいて、もがいて、古生物学者!!』(ブックマン社)、『恐竜がもっと好きになる化石の話』(岩波書店)、監修・翻訳書に『化石のよぶ声がきこえる』(くもん出版)など。
ここだけの話
下の写真は、色校と原画の色合いを比べている様子です。
色校とは色校正のことで、ごく簡単に言えば「本番前の試し刷り」を意味します。
絵本は文字通り「絵」が主役の本ですので、その色味が大変重要になります。絵本には必ず原画が存在しますが(最初から最後までデジタル上で描かれることもあります)、絵の具が混じり合ったパレットを想像いただければおわかりのとおり、実際の原画はほとんど無限の色の組み合わせでできています。しかし、印刷はCMYK(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)の4色で行われることが基本で、絵本制作とはたった4色の組み合わせで原画の色を再現しようという試みでもあるのです。
色の具合は印刷する用紙によっても変わってくるため、実際にどのような見え方になるかは試し刷りをしてみないことにはわかりません。
たとえ同じデータを使って2種類の用紙に刷ったとしても、まったく同じように見えるわけではないのです。用紙によって色が「沈む」(※インキが用紙に浸透することで色が薄く見えること)ことがあれば、「転ぶ」(※モニター上で確認した色から大きく変化してしまうこと)こともあります。家庭用プリンターと印刷会社さんにあるオフセット印刷機でもまた、色の出方が異なってきます。
というわけで、著者が魂を込めて原画が完成させたからといって、たちまち絵本が完成するわけではありません。
今回のように、色校を出校した上で著者と編集者、デザイナー、印刷会社の営業さんなどとのやりとりがあってデータが調整され、さらには印刷オペレーターさんがその日のインキや紙の具合などを見ながら作業を進め……ようやく完成に近づくのです。
一冊の絵本ができるまでに多くの人が関わり、絵本としての生命が吹き込まれていきます。
商品名 きょうりゅうたちのあしもとで
商品名(カナ) キョウリュウタチノアシモトデ
著者名 ツク之助
監修者名 木村 由莉
判型 B5変(縦273mm×横192mm)
ページ数 32
お詫びと訂正
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