商品名 あそべる! 通じ合う! てづくりAIロボット
商品名(カナ) アソベル ツウジアウ テヅクリエーアイロボット
著者名 牧野 浩二
著者名 和田 義久
著者名 西崎 博光
著者名 吉田 拓史
著者名 ユカイ工学
編集者名 『子供の科学』特別編集
判型 B5
ページ数 160
小学生から作れるAIロボットの入門書。
内容
笑いかけるとやってくる、「こんにちは」と話しかけると反応する、そんなAIロボットを自分で作れる解説書が登場!
小学生も簡単につくることができるロボットと、初めてでも使いやすい、Scratch3.0を改造したビジュアルプログラミング環境でプログラムをすることによって、AIロボット作りを気軽に始められます。
「小学生ロボコン」(主催:小学生ロボコン実行委員会(NHKエンタープライズ・科学技術館))でも採用されているロボット工作キット「ユカイな生きものロボットキット」とプログラミングをしたり、無線で操縦できるようにするモジュール「ココロキット」、「ココロキット+」でつくるロボットをAIを使ったプログラムで動かすことで、自分の表情や呼びかけなどに応じて反応するロボットをつくることができます。
本書内でつくるロボットは、2種類。どちらもキットの部品に身近な材料を加えることで、簡単にできるものです。紙工作などを応用して、自分だけのオリジナルロボットにすることもできます。
そのロボットを動かすAIプログラムは約10種類紹介しています。表情やしぐさ(カメラによる画像認識)、呼びかけや音楽(音声認識)などに応じてロボットが反応するもので、簡単にできるものから、表情と呼びかけを組み合わせるといった少し複雑なものまで幅広いレベルのプログラムが学べる内容となっています。
自分の手でロボットを作り、プログラミングをしていくことで「動くしくみ」を。また、AIのプログラムでは表情などを見分けるための「学習」などをコンピューターで行うことで、AIのしくみを体験を通じて学ぶことができます。
著者紹介
牧野 浩二(マキノ コウジ)
山梨大学大学院総合研究部 准教授。
これまでにマイコンを使った電子工作の本を書いたり、世界で1番早いコンピュータだった地球シミュレータを使って仕事をしたりなどをしてきました。工作も好きで医療や福祉ロボットの研究をしています。最近は人工知能にも興味を持っています。モノを作ることが大好きで、いろいろな分野に挑戦しています。クジラちゃんやカミコプくんも楽しんで動かしました。
みなさんにはAIやロボットで便利で楽しい世界を作ることに挑戦していってほしいと思っています。
和田 義久(ワダ ヨシヒサ)
ロボットエンジニア。
ロボットを開発するエンジニアの仕事をしています。高専ロボコンでイルカ型のペットロボット「フレンドルフィン」を開発しロボコン大賞を受賞しました。その経験を活かし、小学生でも簡単にユニークなロボットづくりが体験できる小学生ロボコン公式キット「ユカイな生きものロボットキット」を考え出して、1万匹以上皆さんに届けてきました。また、プログラミングシリーズ「ココロキット/ココロキット+」の開発も担当しています。ロボットや工学の世界に興味を持ってくれる子どもたちが増えてほしいという想いでものづくりをしています。
西崎 博光(ニシザキ ヒロミツ)
山梨大学大学院総合研究部 教授。
大学で人工知能を教えています。また、いろいろな人工知能を研究しています。たとえば、ロボットとおしゃべりする技術、ブドウを見るだけで美味しいブドウかどうかを見分けるメガネ、授業のノートを取ってくれる人工知能、などなどです。これからは、もっともっと新しい人工知能がどんどん生まれて、わたしたちの生活の中で使われていきます。このような時代を支えてくれる技術者や研究者を育てていくような活動もしていきたいと考えています。多くの皆様に人工知能やロボットに興味を持ってほしいと願っています。
吉田 拓史(ヨシダ タクシ)
株式会社NHKエンタープライズ プロデューサー。
イベントのプロデューサーをしています。特に、ロボコンのような「ものづくりの楽しさ」を伝えるイベントに多く関わってきました。本書制作のきっかけになったAIロボットコンテストは、AIって実は小学生でも分かるくらいシンプルなものなのでは?という仮説からスタートしました。難しく考えすぎる大人よりも、子供の方が直感的に本質にたどり着くことがあります。結果、子供たちは大人たちの度肝を抜くようなアイデアロボットをたくさん発明してくれました。
AIがもっと当たり前になる未来を、子供達と一緒に楽しくしていけるようなイベントを作っていきたいと思います。
ユカイ工学(ユカイコウガク)
「ロボティクスで、世界をユカイに。」を目標に、人の心を動かすロボットを作っている会社です。しっぽのついたクッションロボットの「Qoobo」や、家族とのコミュニケーションを豊かにする「BOCCO」、指をやさしく甘噛みする「甘噛みハムハム」など、様々なロボットを生み出してきました。この書籍に登場するキットでもある「kurikit」シリーズも、そんなロボットたちの仲間です。
学んで生み出し、楽しんで育てるこのキットで、AIやロボットに楽しく触れていただきたいと思っています。
皆さんがこの書籍を通して「モノをつくる楽しさ」を学び、世界をユカイにする仲間になっていくことを願っています。
『子供の科学』特別編集(コドモノカガク トクベツヘンシュウ)
ここだけの話
この本では、「クジラちゃん」と「カミコプくん」というロボットをつくっています。
「クジラちゃん」は「ユカイな生きもの&ココロキットセット」、「カミコプくん」は「ココロキット+」というキットを使っています。
ただ、キットに入っているモーターや、つくったものを動かすための部品以外は、紙コップやプラスチック段ボール、割りばしなど、家にあったり、100円ショップなどで買えるようなものばかりです。
つくり方も簡単で、材料を切って、貼って、ケーブルをつなぐだけです。
これで、動くためのプログラムをつくれば、ロボットが完成します。さらにAI(人工知能)のプログラムで動かすと、まるで通じ合っているようなやりとりができるようになります。
本で紹介しているロボットをそのままつくるのもいいのですが、少し工夫するだけで、グッとオリジナル感がでます。
例えば材料を変える。
紙コップではなくボール紙などつくった箱に、自分のイメージするロボットの絵を描いてもいいですね。
色を変えるのはもっと簡単ですね。クジラちゃんは背側は青、腹側は白のフェルトを貼り付けていますが、別の色のフェルトを使うという方法があります。
自分のアイディアでつくったロボットだと、この本で紹介しているAIのプログラムで動かしたときに、もっと楽しくなれると思います。AIのプログラムを使えば、名前を呼んだら寄ってきたり、笑いかけたらドキドキしてくれたりするロボットに出来るので、より愛着がわくと思います。
ロボットやAIプログラムをはじめるのはむずかしくありません。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
商品名 あそべる! 通じ合う! てづくりAIロボット
商品名(カナ) アソベル ツウジアウ テヅクリエーアイロボット
著者名 牧野 浩二
著者名 和田 義久
著者名 西崎 博光
著者名 吉田 拓史
著者名 ユカイ工学
編集者名 『子供の科学』特別編集
判型 B5
ページ数 160
Part1 ココロキット、ココロキット+でロボットをつくろう!
1 AIロボットづくりにチャレンジ!
2 ココロキット、ココロキット+の使い方
3 ココロキット、ココロキット+でロボットをつくろう
Part2 プログラミングでAIロボットに変身させよう!
4 AIを使ってみよう
5 AIロボットのしくみを知ろう
6 画像を使ったAIロボットをつくろう
7 音を使ったAIロボットをつくろう
8 ポーズを使ったAIロボットをつくろう
9 AIのトレーニングをやり直す方法
Part3 もっといろいろなAIロボットをつくろう!
10 LEDを使ったAIロボットをつくろう
11 音と画像をいっしょに使ったAIロボットをつくろう
12 ココロキットとココロキット+を同時に使ったAIロボットをつくろう
13 AIロボットと画面をいっしょに動かそう
14 トラブルシューティング
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