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ひと目でわかる! ウイルス大解剖

新型コロナからインフルエンザまで 電子顕微鏡写真とイラストでビジュアル化!

監修 : 川口 寧

定価(税込)2,750円

発売日2020年12月21日

ISBN978-4-416-62066-3

ウイルスの基礎から最新データまでを網羅。

内容

名作ビジュアルブックが新シリーズ「サイエンスブックスNEXT」として復活!!
今知りたい科学の話題から子供に人気のテーマまで、多数のラインナップを揃えた名作ビジュアルブックシリーズが、生まれ変わりました!!
動画コンテンツも収録し、科学の世界を豊富な写真やイラストで紹介しています。
生き物、自然、宇宙、テクノロジーなど、続々ラインナップ予定!

 

理科が好きになるビジュアルブック「子供の科学サイエンスブックスNEXT」シリーズ第1弾は「ウイルス」。

 

人間の目にはけっして見えない小さな「ウイルス」。その世界を、電子顕微鏡写真やCGイラストなどを使ってわかりやすく解説しています。

 

ウイルスの存在が予想されたのは、今から130年ほど前のこと。その歴史を紹介しながら、本書ではウイルスがどんな姿をしているのか、他の微生物との違いはなにか、なぜ病気を引き起こすのかなどを解説しています。

 

人間に感染するウイルスもあれば、動物や植物、昆虫、微生物に感染するウイルスもあります。
感染して人間に害をなす“敵”としての側面だけでなく、進化を手助けしたり、医療に役立ったりとさまざまな側面も持っています。

 

私たちが存在を知っているウイルスはまさに氷山の一角。代表的なウイルスの実際の姿とその特徴を収録。ウイルスと生命との関わりを見ていきましょう!

著者紹介

川口 寧(カワグチ ヤスシ)

1967年、東京生まれ。東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 ウイルス病態制御分野教授。同研究所 感染症国際研究センター教授、同研究所 アジア感染症研究拠点 拠点長。
東京大学大学院博士課程修了、博士(獣医学)取得。専門分野はウイルス学。
ウイルスがどのように増殖し、病気を引き起こすか? といったウイルス学の根幹をなす命題に迫る戦略的基礎研究を推進する。
また、ウイルスの制圧に直結する新しいワクチンや抗ウイルス剤の開発に繋げる橋渡し研究も行う。

ここだけの話

ウイルスは悪さばかりするわけじゃない!?

 新型コロナウイルスが引き起こした世界規模のパンデミックによって、「ウイルス」という言葉を聞く日が増えたかと思います。

 

 ウイルスと一口にいっても、人に感染するものから、動物、植物、昆虫、細菌などの微生物に感染するものまでさまざまな種類があります。

 風邪やインフルエンザなどの感染症を引き起こして、イメージが悪そうなウイルスですが、どうやら生命にとってプラスに働く側面もあるようです。

 

 

 人などのDNAを詳しく調べてみたところ、ウイルスの遺伝子にそっくりな部分が見つかったそうです。その量は、人間の全遺伝情報のうちの約8%。この遺伝子は、ウイルスが細胞に感染した時に、ウイルスの遺伝子が生物のDNAに組み込まれて残った「内在性ウイルス」と呼ばれています。

 

 はるか昔に感染した“ウイルスの化石”が、今もわたしたちの中に埋め込まれているのです。

 

 

 こうして埋め込まれたウイルスの遺伝子が、生命の進化を手助けしたひとつの例として考えられているのが「哺乳類の胎盤」です。哺乳類の多くが、子どもを育てるために持つ胎盤は、ウイルスの遺伝子の働きによって作られたのではないかとされています。

 そのウイルスが哺乳類に感染したとされるのは約1億6000万年前のこと。生命はウイルスとともに長い道のりを歩み、進化してきたようです。

商品名 ひと目でわかる! ウイルス大解剖

商品名(カナ) ヒトメデワカル ウイルスダイカイボウ

シリーズ名 子供の科学サイエンスブックスNEXT

監修者名 川口 寧

判型 B5変(縦237mm×横189mm)

ページ数 80

巻頭特集 新型コロナウイルスの正体!
第1章 ウイルスっていったいナニモノ?
第2章 これがウイルスの姿だ!
第3章 人間はウイルスとどう向き合う?
コラム
あとがき
索引

お詫びと訂正

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