商品名 禅的生活365日
商品名(カナ) ゼンテキセイカツサンビャクロクジュウゴニチ
著者名 玄侑 宗久
判型 B6変(縦160mm×横105mm)
ページ数 384
誰でも知っている漢字一文字の、滋味深い意味。読むだけで一日の深みが増す禅のサプリメント。
内容
「一期一会」「本来無一物」など、熟語形が多い禅語ですが、じつは漢字一文字でも禅的な風味を読み取ることは可能です。
生、老、空、安、我、色、心、柱など、その文字の背景や仏教的意味を知ると、何気なく使っている文字にも意味深い味わいが生まれ、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
たとえば「苦」。
【解説】
人間は、甘(かん)・酸(さん)・辛(しん)・苦(く)の順に味を覚え、逆の順番で忘れていくらしい。
つまり「苦み」を旨いと思えたら一人前、しかし老化と共に「苦み」や「辛み」が楽しめなくなり、最後まで旨いのが「甘み」。
ビールを呷(あお)り、タラの芽や蕗の薹の天麩羅が旨いと思える私はまだ若いのか。
いや、問題は心の甘酸辛苦である。辛く苦しいことも味わい楽しめるのが大人。「苦」とは元々「にがな」という草のことだ。
本書では、芥川賞作家であり禅僧でもある玄侑宗久氏が、「毎日の一文字」365字を選定しました。
その文字に込められた禅的・仏教的なものの考え方や見方などを、遊び心満載の文で解説。俳句もたくさん登場します。
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■本文見出し抜粋
1月1日「一」:一から習い、もとの「一」にかえる
2月3日「鬼」:無邪気な鬼が最も怖い
3月17日「入」:彼岸は別世界への入口
4月14日:「耕」:耕しつづけるのが人生か
5月7日:「藤」:年に一度の贖罪(しょくざ い)
6月17日「栁」:「柳に風」で涼やかに
7月12日「蓮」:恋の花から仏教の花へ
8月14日「棚」:盆棚はあの世への架け橋
9月16日「老」:老熟を讃える
10月24日「淋」:我もさびしき秋の暮れ
11月5日「息」:息は身心の出入り口
12月27日「鹿」:年ごとに分岐が増える角
著者紹介
玄侑 宗久(ゲンユウ ソウキュウ)
臨済宗福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。2001 年「中陰の花」で芥川賞、09年妙心寺派宗門文化章、12年仏教伝道文化賞沼田奨励賞、14年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。東日本大震災後は政府の復興構想会議委員、被災地青少年支援のための「たまきはる福島基金」理事長を務めた。主な著書に『アミターバ 無量光明』(新潮社)、『現代語訳 般若心経』(ちくま新書)、『やがて死ぬけしき』(ケイオス出版)などがある。
商品名 禅的生活365日
商品名(カナ) ゼンテキセイカツサンビャクロクジュウゴニチ
著者名 玄侑 宗久
判型 B6変(縦160mm×横105mm)
ページ数 384
お詫びと訂正
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