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10代のための疲れた体がラクになる本

「朝起きられない」「集中できない」「やる気が出ない」自分を救う方法

著者: 長沼 睦雄

定価(税込)1,540円

発売日2023年07月12日

ISBN978-4-416-52302-5

HSP/HSCの第一人者である医師が教える「疲れ」をなくす方法。

内容

「朝起きられない…」「体がしんどい…」「学校に行けない…」
そんな悩みをもつ10代に贈る、心と体のセルフケア。

 

いくら休んでも回復しない「慢性疲労」に苦しむ人が多くいます。
しかしじつは、「疲れ」をうまく表現できない多くの子どもたちも「慢性疲労」であることがわかってきました。
「授業に集中できない」「朝起きられない」「すぐにイライラする」「記憶力が低下した」。
これらは、慢性疲労が原因かもしれません。

 

慢性疲労とは、通常の疲労と違い、脳が情報交換エラーによる炎症を引き起こしている状態。
さらに近年では、ウィルス感染などが原因となって恒常的に脳が炎症している「慢性疲労症候群」という病態も注目されており、大人では寝たきりになってしまうこともあります。
そして子どもでは、じつに94%の患者が、身体的及び認知症状のために、学校の成績の悪化を経験しているのです。
「小児慢性疲労症候群」は、大人のそれと比べて、快復率が高い。適正な診断と治療を行えば、もとの日常に戻ることできるのです。
本書は、「慢性疲労症候群」と同じく脳の過敏であるHSPの臨床医第一人者の長沼睦雄医師が、疲れのメカニズム、脳の仕組み、疲労からの快復方法などを10代向けに易しく解説します。

著者紹介

長沼 睦雄(ナガヌマ ムツオ)

十勝むつみのクリニック院長。1956年山梨県生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、日本神経学会認定医の資格を取得。北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了後、障害児医療分野に転向。北海道立札幌療育センターにて14年間児童精神科医として勤務。2008年より北海道立緑ヶ丘病院精神科に転て児童と大人の診療を行ったのち、2016年に十勝むつみのクリニックを帯広で開院。HSC/HSP、神経発達症、発達性トラウマ、アダルトチルドレン、慢性疲労症候群などの診断治療に専念し「脳と心と体と食と魂」「見えるものと見えないもの」のつながりを考慮した総合医療を目指している。

ここだけの話

表4イラストのすごさ

インターネット書店などでは、カバー表1側の画像だけが掲載されますが、今回の本では、表4側のイラストも描き起こしで、すごいんです。

 

 

イラストレーターは、ふすいさん(@fusui0519)。
住野よるさんの『青くて痛くて脆い』など、多くのヒット小説などの挿画を描かれている方です。

 

 

はじめての打ち合わせをオンライン上で行ったのですが、わずか1時間ほどの打ち合わせ中に、表1側、表4側の2枚のラフを描き上げてしまったのです。
こちらから本の内容やコンセプトを説明すると、「こんな感じですかね~」と画面共有が始まり、すらすらと線画が出来上がっていきます。

 

あれです、YouTubeなどでよく「絵描き歌」ってあるじゃないですか。
あんな感じで1本の線がどんどん重ねられ、つながっていき、人物が浮かび上がってくる。そしてその人物が所有している携帯電話やバッグ、過ごしてきた部屋の背景が描き込まれていき、すべてが描き込まれると、四角の空間に物語が描かれていたんです。

 

線画のラフイラストなのに、窓からの光が差し込んで、人物のもどかしさや悔しさ、さらに希望や期待などの感情が照らし出されていたんです。

 

 

表4側のイラストは、本を手に取ってもらわないとあまり目にする機会がないと思います。もしも書店などで実物の本を見つけたら、ぜひ裏返してイラストの世界観を味わってみてください。

ふすいさんが描いたこの絵の物語に何か共感できるものがあれば、きっとこの本を読んで得るものがあると思います。

商品名 10代のための疲れた体がラクになる本

商品名(カナ) ジュウダイノタメノツカレタカラダガラクニナルホン

著者名 長沼 睦雄

判型 B6変(縦175mm×横128mm)

ページ数 216

■マンガ
A 朝、体調が悪くて起きられない
B 学校が疲れる、毎日がしんどい
C 突然、体に力が入らなくなり、起きられなくなる
■知識編~体で何が起きているの? その不調には理由があります!~
1  「学校に行けない」はなぜ起きる?
2 体の自動調節機能のことを知ろう
3 「脳の慢性炎症」とは何か
4 脳や体の「慢性炎症」が引き起こす病気
知識編まとめ 不調をこじらせないために大切なこと
■実践編~疲れた体をラクにする習慣~
■付録~子どもの「体調不良と不登校」に悩む大人のみなさんへ~

お詫びと訂正

2023年7月に刊行いたしました『10代のための疲れた体がラクになる本』につきまして、記述に誤りがありました。

 

●96ページ 本文8行目
誤)「線維筋痛症」には「痛みの発生しやすいポイント」が全身に18か所ほどあり(次ページの図参照)、こうした箇所の痛みの有無が診断のひとつの目安になります。

 

正)全文削除
*本書には当該図の掲載はございません。

 

読者の皆さま、ならびに関係各所の皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

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