商品名 「豊かな老い」を支える やさしさのケアメソッド
商品名(カナ) ユタカナオイヲササエル ヤサシサノケアメソッド
編著者名 黒川 由紀子
監修者名 青梅慶友病院
判型 A5変(縦205mm×横148mm)
ページ数 256
「最晩年はこう迎えたい」を体現している病院で行われている、ケアのすべてを紹介。
内容
近年は在宅介護、在宅死がよいとする意見も多くありますが、実際にはさまざまな事情から自宅で最期を迎えるのは困難で、約8割の人が病院で最期を迎えます。
病院での死は暗いイメージがつきまといますが、そんな中、「最晩年はこう迎えたい」を体現している病院があります。東京・青梅にある高齢者専門病院「慶友病院」です。この病院では、「館内に病院特有のにおいをさせない衛生管理」「身だしなみを整えながら行うリハビリ」「死への不安にも、向き合い話し合う」など独自のケアメソッドと哲学が確立しています。このケアを徹底したことで、かつては「4年待ち、400人待ち」と言われるほど評価を得てきました(2院となり入院待機期間は現在は解消しています)。
日本における「要介護認定者数」は2018年で657.4万人、近年ますます増加のペースが加速する中、高齢者ケア問題は誰もが人ごとではなくなってきています。
本書は、青梅慶友病院が実践する「熟練したやさしさ」のケアを、看護師長、介護・リハビリスタッフ、利用者(患者)の視点から紹介し、当病院に深くかかわってきた老年学研究所所長の黒川由紀子氏が、高齢者の心理を踏まえたケアの方法論と心構えを解説します。
著者紹介
黒川 由紀子(クロカワ ユキコ)
臨床心理士、保健学博士。上智大学名誉教授・黒川由紀子老年学研究所所長。日本老年臨床心理学会副理事長。高齢者の心理をテーマに、認知症、うつなどの高齢者や家族の心理臨床、世代間交流プログラム、企業研修等に関わる。
青梅慶友病院(オウメケイユウビョウイン)
「自分の親を安心して預けられる施設をつくる」を理念に1980年に大塚宣夫氏が開院。2005年には姉妹院であるよみうりランド慶友病院を開院。両院ともに「最晩年を最も豊かに過ごせる病院」として高い評価を得る。
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