商品名 マンガでわかる落語
商品名(カナ) マンガデワカルラクゴ
著者名 春風亭昇吉
判型 A5
ページ数 192
古典落語50演目をマンガで紹介。解説つきで知識ゼロからマニアまで楽しめる。
内容
東大出身落語家が解説! この本を読んでから寄席に行けば、落語が120%楽しめる!
若い世代からビジネスパーソンまで、人気のエンターテイメントとなっている落語。
ひとりで多くの登場人物を演じわける落語は、落語家の話術からコミュニケーションのスキルを学べるとあって、趣味としてだけでなく教養としても注目されています。
聞く側に想像力や考える力が求めらることもあり、演者とお客さんが双方で場をつくりあげるライブ感も魅力のひとつです。
とはいえ噺の難しさや“寄席”のマナーの無知などから、ハードルが高いと感じている人も多いはず。
そこで、寄席の楽しみ方、古典落語のあらすじなど、はじめて落語を聞く予習に最適な“落語の楽しみ方”を、東大出身初の落語家である春風亭昇吉さんが解説。
落語の圧倒的な知識と噺家の経験値から繰り出される独自の解説で、楽しみながら落語の世界を理解できます。
落語は噺の内容やオチがわかっていても(映画でいうネタバレ)楽しめる芸能であり、むしろ内容を理解していたほうが、噺家による演出や展開の違いがわかり、深く堪能することができるもの。
この本を読んでから寄席に行けば、落語が120%楽しめる、知識ゼロからの落語指南書です。
著者紹介
春風亭昇吉(シュンプウテイショウキチ)
1979年生まれ、岡山県出身。岡山大学経済学部、東京大学経済学部卒。
2007年春風亭昇太に入門、2010年二ツ目に昇進。東京大学出身初の落語家となる。
気象予報士、JAPAN MENSA会員。
テレビせとうち『プライド せとうち経済の力』でMCをつとめる。
著書に『東大生に最も向かない職業 僕はなぜ落語家になったのか』(祥伝社)。
ここだけの話
今、落語が人気です。
古典芸能でありながら、時代にあわせて深化してきた落語は、江戸はもちろん、昭和を知らない世代にも受け入れられています。そんな若い世代に手に取りやすい落語導入本をつくりたく、東大落研出身の落語家・春風亭昇吉さんに相談しました。
昇吉さんは「本から落語に入った」というだけあって、落語に関するあらゆる資料本を読み込んでいます(写真は、昇吉さんのリアル本棚)。落語家であると同時に、落語研究家の顔も持ち合わせているのです。
同じ噺でも、演者によって内容やオチが異なることがあるのですが、本にはひとつの事例しか言及されていないことが多いため、噺の解説文を書くには、いろいろな本を読んで調べないと気が済まないのだとか。
昇吉さんに書いていただいた原稿は、この本に載っている量の20~30倍はあったんじゃないかな…。本当に、研究熱心な方です。
さらに、小学生や中学生にも読んでもらいたかったので、ふりがなを多くふっています。妾馬(めかんま)とか盗人(ぬすと)などは、落語の言い回しに忠実ですし、千住宿は「せんじゅしゅく」なのか、濁って「じゅく」なのか、最後までこだわって調べてくださいました。
このマンガは落語初心者にわかりやすく書かれていますが、往年の落語好きや本職の方が読んでも、はっとさせられる描写がいくつもあります。
ぜひ多くの方に手に取って頂き、長く本棚に置いていただきたい1冊です。
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