商品名 染めの花 フラワーデザイン図鑑
商品名(カナ) ソメノハナ フラワーデザインズカン
著者名 前田 有紀
判型 B5
ページ数 192
「染めの花」のカラーバリエーション、基礎知識、作例をまとめた美しく個性的な花図鑑。
内容
■フラワーアーティスト前田有紀さんによる「染めの花」のデザイン図鑑
いま注目の「染めの花」。
オリジナルの個性が表現しやすい花材であり、花の質感や形状によって、見たこともないような新しい表情を見せてくれる点が魅力です。
・「染めの花」ってなに?
染色液によって染められた花のこと。
スイートピーやカーネーションなどはもちろんのこと、さまざまな花材を染めることができます。カラフルなものからニュアンスカラーまで、花が持つもともとの色の魅力をさらに増すことができる手法です。
・「染めの花」を作るには?
染めの花を制作・入手する方法としては、染色液を吸わせて染める、スプレーをかけて染める、市場で染められた花材を仕入れる、という3種類があります。
染めの花の色味の良さは、必要な量が少量から用意でき、好みの色が作れる点です。特に、最もスタンダードな染色液を水に入れて花に吸わせる方法では、花材によって染色液の吸い上げにかかる時間が異なるため、染め手の個性を加えることができます。品種の個体差を比較しながら染め上がりを待つ楽しみもあります。
また、染めたことで花束がぐっと作り込んだ印象になることもあり、これまでにはないめずらしさと面白さを感じられる点も人気のひとつです。
本書では、美しく鮮やかな染めの花のカラーパターン、作品、ハウツーなどの基礎知識をまとめました。美しいビジュアルでたのしめるアートブックとしてもお楽しみいただけます。色とりどりの鮮やかなアレンジメント写真や、充実の作品のページをめくる度に、ファッションやアートなど、さまざまな世界とのコラボレーションによって新しい世界観を織り成し続ける著者・前田有紀さんが創り出すフラワーデザインに触れることができます。
また、自分で染めの花を作るときのコツや染めの花の生産地にもフォーカスします。生花ともドライフラワーとも相性の良い染めの花の新たなフラワーデザインをお楽しみください。
著者紹介
前田 有紀(マエダ ユキ)
神奈川県出身。テレビ局勤務を経て、イギリス留学。3年間の花屋勤務を経て、独立。 株式会社スードリーを設立し、2018年秋には「花とあなたが出会う場所」をコンセプトにしたフラワーブランド「gui」を立ち上げる。2021年4月、神宮前に店舗「NUR」をオープン。好きな花は、自然の風景の中で咲いている野草。趣味は、鎌倉の山歩き。
ここだけの話
この本は、各花の科名や属名、特徴とともに染めの花にした際の魅力や作業の注意点などを紹介している、日本で初めての染めの花のデザイン図鑑です。
染めの花を使った花束やアレンジメントを制作する際のポイント、おすすめの色合わせについてもまとめています。
著者の前田有紀さんが、染めの花を作る際にいつも使っているという切り花着色剤「Fantasy」。
バリエーション豊かな色味が魅力で、ニュアンスカラーもビビッドな色合いも美しく染まります。販売元のパレス化学さんには、花き農家の方から直接「こんな色がほしい!」とリクエストが来ることもあるのだそう。
こちらはそんなFantasyを使ってブラック染めにしたチューリップ。
水を吸い上げる花脈が春の陽光に透ける様子に感動したときの一枚です。
見慣れているチューリップとはまた違う美しさですよね~。力強く凛と咲く姿からは、花が持っている生命力をひしひしと感じました。
馴染みのよいナチュラルな色も、自然界には存在しない幻想的な色も、染め手の個性や好みに合わせて作ることができる染めの花。
染めの花を制作・入手する方法には、自分で作るほかに、生産地で染められた花材を市場で仕入れる方法もありますよ。
ぜひ、みなさんも自分好みの染めの花を見つけてみて下さいね。
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