商品名 ガラスフュージング
商品名(カナ) ガラスフュージング
シリーズ名 ガラス工芸の基本技法
著者名 近岡 令
判型 B5
ページ数 176
作例とともに基本技法を解説するガラス工芸のシリーズ第1弾。
内容
ガラス工芸の技法を、魅力的な作例とともに紹介する決定版シリーズ!
第一弾はキルン(電気炉)を使う「ガラスフュージング」を紹介。
板ガラスを主にガラスパウダーやガラスの粒なども加えて電気炉で加熱・熔着し、素焼きの型などを使って熱でやわらかくなったガラスを曲げて作品に仕上げる「ガラスフュージング」。
本書では、初級向けの簡単で楽しく作れる作品から応用編まで、さまざまな洗練された作品とその作り方を追いながら、ガラスフュージングのさまざまな制作過程や技法を学ぶことができます。
使用するキルンは家庭でも使える手頃な価格のものも販売されていますので、本書とともに自宅でガラス工芸を楽しむことができます。
紹介する作品は、アクセサリーや器、フォトフレーム、花器、ランプ、クリスマス・リース、表札などのインテリアのアイテムなど20点以上。
技法を学ぶことで、オリジナルの作品へ広げていくことができます。
著者の近岡令氏は、STUDIO POSI(東京)を主宰し、国内外で活躍するガラスアーティスト。
ガラスフュージングの魅力を広めるため、さまざまな技法を本書で惜しみなく公開しています。
著者紹介
近岡 令(チカオカ レイ)
富山県氷見市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。国際ガラス展・金沢2013審査員賞受賞、E-merge 2014(アメリカ・Bullseye社)Kiln Caster Award受賞、日本のガラス展’15(The Glass in Japan)JGAA賞(大賞)受賞、17年 東京藝術大学平山郁夫国際文化賞受賞など。武蔵野美術大学ガラス研究室非常勤講師。STUDIO POSI(スタジオポジ)主宰。日本ガラス工芸学会理事、Glass Around 70’s アーティストメンバー。著書に『フュージングをはじめよう』(ほるぷ出版)。
ここだけの話
実用品として、また装飾品として、
私たちの暮らしのいたるところで活躍しているガラス。
実はガラスの歴史はとても古く、紀元前4000年以上前の古代メソポタミアの時代から作られていると考えられています。
日本では弥生時代の遺跡から青色のガラス玉が発見されています。
飛鳥から奈良時代にはガラスの原料が作られるようになり、
その後いったん衰退しましたが、江戸時代にはさかんにガラスが作られるようになりました。
ガラスの工芸には、吹きガラスやパート・ド・ヴェール(こちらはシリーズ第2弾で紹介予定)などさまざまなものがあり、本書で紹介している「ガラスフュージング」は、板ガラスを電気炉で熔かし合わせて作品づくりを行うもの。
「フュージング」は、英語の“fuse=融合する”からきています。
長い歴史をもつガラス工芸の流れの中でも、
盛んになってきたのは1960年代と比較的新しい技法です。
公共施設などで体験できるところもあるので、キーホルダーなどの身近な作品を作ってみたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
本書では、親子でも楽しめる簡単な作品から、
いくつかの技法を組み合わせて作る素敵な酒器まで、
さまざまな作品の作り方を、それぞれに手順写真入りで詳しく解説しています。
焼成に使う電気炉(キルン)は、安価なものは数万円から入手できますが
いきなり電気炉を買うのはハードルが高ければ、はじめはお近くのガラス教室を探して体験してみるのもよいかもしれません。
ガラスを重ね合わせて電気炉で焼成すると、さっきまでシャープだったガラスの素材が、
なめらかに熔け合って美しい作品になっています。
この変化がガラスフュージングの楽しさ。
ぜひ、ご自身でガラスの奥深さを味わってみてください。
商品名 ガラスフュージング
商品名(カナ) ガラスフュージング
シリーズ名 ガラス工芸の基本技法
著者名 近岡 令
判型 B5
ページ数 176
第1章 初級 ―基本技法を使って―
マーガレットの皿/四角模様の皿/あじさいの皿
●第1章でとり上げた技法について:レイアウト/熔着焼成/成形焼成
第2章 中 級 ―基本技法を組み合わせて―
ハート形の皿/フォトフレーム/壁掛け花生け/クリスマスリース
第3章 アレンジバリエーション ―オリジナル板ガラスを作る―
ガラスパウダーを使ってオリジナル板ガラスを作る/ガラスのかけら(フリット)を使ってオリジナル板ガラスを作る/ストリンガー(細棒)を使ってオリジナル板ガラスを作る/特殊な輝きをもつ、表面に金属膜があるガラスを使う/焼成時に色ガラス同士が接触することで特異な変色をするリアクティブガラスを使う/板ガラスの色重ねで混色する/加 飾 ― ガラス以外の素材で飾る
第4章 アクセサリー ―いろいろなアイデアで技術もステップアップ―
ガラスの粒のアクセサリー/キューブアクセサリー/スクエアペンダント/リングブローチ/木の葉のペンダント
第5章 上 級 ―ガラスフュージングの奥深さに触れる―
並列熔着の皿/再構成の皿/楕円の一輪差し“CUBE”
第6章 新しい表現 ―ガラスフュージングの可能性を拡げる―
透明模様の深鉢“HOTARU”/脚付き酒器 “酔時”/ペンダントランプ/丸い手鏡/ガラスの表札/透明な蓋付きの飾り箱/ガラスフュージングの新しい表現―近岡 令 作品
第7章 基本を学ぶ
ガラス素材について/ガラスをカットする/レイアウトして熔着焼成する/電気炉について/温度管理について/成形焼成する/研磨する/ガラスフュージングQ & A
お詫びと訂正
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