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高齢者につくってあげたいスイーツレシピ

美味しく楽しく食べて、心と体の健康アップ

著者: 代居 真知子 / 著者: 太田 道子

定価(税込)1,760円

発売日2015年05月08日

ISBN978-4-416-61539-3

内容

低栄養状態の高齢者が少なくないことは知られています。

身体的、精神的、あるいは経済的な原因から低栄養に陥ると考えられています。

低栄養状態となった高齢者は食に興味を失い、心身ともにさらに衰え、介護が必要な状態となります。

そうした状態にならないようにするためには正しい食生活が必要なのですが、なかなか簡単に実践できるものではありません。

そこで、まずは食べるということに興味を持ち続けることが大切となってきます。

そしてそんな時に、役立てていただきたいのが本書です。

本書はスイーツのレシピと高齢者の食に関して書かれていますが、決してスイーツを食生活の中心にしましょうというものではありません。

スイーツ(お菓子)は、子どもから大人まで体調を崩した時に食べやすい物であり、栄養補給にもなります。

病気で体調が悪い時、ゼリーなら食べられる、プリンなら喉を通るなどといった経験を大方の方はお持ちでしょう。

本書はそういう考えをベースにして作られています。

体調に問題があったり、歯の調子が悪かったりして、食欲が落ちた時に、写真で美味しそうと思って頂き、実際に家族、知り合い、ご自身で作ることで実際に味わっていただくというわけです。もちろんお菓子好きの高齢者の方々にもお勧めです。

スイーツ、特に冷菓は咀嚼しやすく、飲込みやすい物が多いので、高齢者に限定しないレシピも多く含まれていますが、本書では一般成人対象のものよりもより噛みやすく、飲込みやすいスイーツを選び、さらに食べやすく工夫したものもあります。

また高齢者の嗜好も考慮し、栄養面も考えています。

さらに作りやすいように丁寧に作り方(写真付き)を紹介しています。

低栄養改善のため、また逆にカロリー摂取を控えたい方のためにそれぞれのスイーツにはエネルギー量、タンパク質などの栄養表示もし、栄養面でのワンポイントを付加してあります。

大まかな内容は、第1章で各季節にお勧めのスイーツ、行事の時などに作っていただきたいもののレシピを四季ごとに紹介。
第2章では毎日のスイーツのために作り置きしておくといい物として、コンポートとフルーツソースの作り方。それを応用したスイーツのレシピを紹介。
第3章では、介護が必要となるなど問題が生じた高齢者へのスイーツのアドバイス。
第4章は「高齢者と食を考える」ということで、高齢者施設のスイーツレクしえーションの紹介、市販の介護食の開発者へのインタビュー、介護向けのカトラリーの開発者へのインタビュー、そしてアメリカ西海岸の日系高齢者への昼食サービスの取材をとりあげています。

高齢者がいる一般家庭から高齢者施設までお役にたてる一冊となるでしょう。

著者紹介

代居 真知子(ヨスエ マチコ)

福祉介護ジャーナリスト。女子栄養大学生涯学習講師。介護現場を取材しながら高齢者の食に注目。歳を重ねるとともに問題が出てくるQOL(生活の質)ADL(日常生活動作)IADL(手段的日常生活動作)は正しい食生活でよりよく維持されることをモットーに、美味しく楽しく食事をするさまざまな手段をトータル的に提案。介護食関係のセミナー講師、施設の高齢者を対象としたスイーツレク講師を実践中。『介護食スイーツ』(誠文堂新光社)他著書多数。

太田 道子(オオタ ミチコ)

お菓子教室『HOW LOVELY』主宰。調理師。イル・プルー・シュル・ラ・セーヌフランス菓子本科、第3クール(現第2クール)、卒業研究科Ⅰ&Ⅱ修了。ディプロマ取得。藤野真紀子先生に師事。現在東京世田谷区のアトリエでお菓子教室を開催。レギュラーレッスンの他に、記念日用の手作りお菓子を一緒に作るHappyPersonalPlan、贈答用のお菓子のオーダーも行っている。高齢者向けスイーツも販売中。

商品名 高齢者につくってあげたいスイーツレシピ

商品名(カナ) コウレイシャニツクッテアゲタイスイーツレシピ

著者名 代居 真知子

著者名 太田 道子

判型 B5

ページ数 128

お詫びと訂正

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