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新刊

天文年鑑 2025年版

編集: 天文年鑑編集委員会

定価(税込)1,500円

発売日2024年12月05日

ISBN978-4-416-72366-1

2025年に起こる天文現象の予報と解説などをまとめた、天文ファン必携のデータ集

内容

 天文年鑑2025年版は、2025年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月(12ヵ月)の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2023年夏~2024年夏に起こった天文現象の観測結果を収録しています。
2025年版の巻頭口絵では、2024年10月に久しぶりの肉眼彗星が出現して話題となった「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」の見応えのある姿やその変化の様子をはじめ、日本国内で3回出現した低緯度オーロラの様子、流星群の様子や惑星食をとらえた貴重な画像を掲載しています。
 
 2025年に起こる天文現象として注目したい現象は,まず年初の1月12日に迎える「火星の地球への再接近」です。2年2ヵ月ぶりに起こる現象ですが、今回は地球まで9608万kmまで近づきます。ことのき火星は南の空のふたご座で-1.4等星の明るさで赤く輝いています。
 また、環のある惑星としてなじみのある土星ですが、土星の環が地球から見えなくなる「土星環の消失」が起こります。現象は3月24日と5月7日の2回起こりますが、16年ぶりの現象なので注目したい現象です。
さらに9月8日には皆既月食が起こります。皆既食の継続時間が1時間23分と長く、日本全国で楽しめる月食で、ぜひ見ておきたい現象です。
 
 そのほか、土星食、プレヤデス星団の食、レグルス食、ペルセウ座流星群やふたご座流星群など、2025年も様々な天文現象が起こり目が離せません。天文年鑑を手に、星空や天体観測を楽しみましょう。

 

●2025年の注目の天文現象
1月12日:火星が地球に接近
2月 1日:昼間の土星食
2月10日:火星食
3月 5日:プレヤデス星団の食
3月14日:部分月食
3月24日:土星の環の消失
5月 7日:土星の環の消失
8月17日:プレヤデス星団の食
9月 8日:皆既月食
11月13日:昼間のレグルス食
12月31日:プレヤデス星団の食

著者紹介

天文年鑑編集委員会(テンモンネンカンヘンシュウイインカイ)

国立天文台をはじめとする研究機関、アマチュア天文家からプロの観測者、研究者までを含めた各天体観測のエキスパートなどが執筆を担当。

商品名 天文年鑑 2025年版

商品名(カナ) テンモンネンカン ニセンニジュウゴネンバン

編集者名 天文年鑑編集委員会

判型 B6

ページ数 376

●巻頭口絵
太陽活動/日食/惑星/惑星食/準惑星と小惑星/この1年に訪れた明るい彗星/この1年の観測
●こよみ
展望/毎月の空/日食と月食/2025年の主な星食/惑星食/2025年の接食/2025年の小惑星による恒星の食/2025年の流星/太陽・月・惑星の正中・出没図/日本の日出没時刻と月出没時刻/日本各地の日出没時刻と月出没時刻/天体の高度・方位・正中時・出没時/天体の高度・方位・正中時・出没時/世界時0時のグリニジ視恒星時/太陽のこよみ/太陽面の経緯度/月のこよみ/太陽の月面余経度と月面緯度/月の首振り運動(秤動)/惑星のこよみの解説/水星/金星/火星/木星/土星/天王星/海王星/準惑星・冥王星/小惑星/近く訪れる彗星/連星/変光星
●データ
天文基礎データ/軌道要素からの赤経・赤緯の計算/太陽面現象/衛星と環/人工天体/流星群と火球/隕石/星食・接食・小惑星による食の観測結果/最近の小惑星の観測/太陽系外縁天体TNO/番号登録された周期彗星/新星/太陽系外惑星/超新星/星座/主な恒星/主な星雲・星団/ユリウス日/最近の「時」/冷却CCD&CMOS・デジタル一眼カメラ/天体撮影の露出データ/天体望遠鏡データ/星図/メシエ天体一覧/月面図/北極標準星野/プレヤデス標準星野

お詫びと訂正

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