商品名 星座の起源
商品名(カナ) セイザノキゲン
著者名 近藤 二郎
判型 A5
ページ数 400
「星座神話」の起源となる古代エジプト、メソポタミアの星座を紹介した星座と神話の決定版書籍。
内容
現在、一般的に知られる黄道十二宮の星座はいつどのようにして生まれたのか?
エジプト、メソポタミアにその由来をたどる星座の起源を紹介した決定版書籍です。
現在、一般的な星座神話はギリシア神話にまつわる物語として広く知られています。
しかし、人間が星座を作りだした起源は古代エジプト、古代メソポタミアにその原型をたどることができます。
本書では、天文学発祥の地といわれる古代メソポタミアと古代エジプトで、すでに現在の星座に通じる原型が作られていたことを紹介し、黄道十二宮など、よく知られた星座の起源をたどります。
星座を生み出した古代の人々の宇宙観や天体観測、やがて科学としての天文学へとつながっていく流れを紹介。
古代エジプト考古学研究者である著者がライフワークとして取り組む古代オリエントの星座・天文学研究の成果を豊富な資料とともにわかりやすく紹介します。
本書は2010年刊行の『わかってきた星座神話の起源-エジプト・ナイルの星座』『同-古代メソポタミアの星座』の2冊を再編し、1冊にまとめた決定版です。
著者紹介
近藤 二郎(コンドウ ジロウ)
早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学エジプト学研究所所長。天文ファンとしても長年熱心に活動。
専門のエジプト学、考古学の知識を活かし、天文学や星座の歴史的な研究を行う。
ここだけの話
「星座」と聞いてパッとイメージするものは何でしょうか?
いつか子供のころにプラネタリウムで聞いた星座の解説や星座神話、あるいは星占いをイメージする人もいるかもしれません。そもそも、人間が夜空の星を結んで作った「星座」は、いつどのようにして生まれたのでしょうか?
本書は「星座」がいつどこで生まれたのか、その“はじまり”を紹介した書籍です。現在、日本で知られる「星座神話」は「大神ゼウス」や「オリオン」などが登場するギリシア神話由来の星座神話が一般的です。
しかし、こうした星座は、古代ギリシアよりも前の時代、古代エジプトや古代メソポタミアなどで、その原型とも言えるような星座がすでに作られていました。
写真は、エジプトに残る古代の遺跡「デンデラ・ハトホル神殿」に描かれた天体図です。
星占いなどで誕生星座として紹介される「黄道十二宮の星座」の原型が描かれているほか、現代のオリオン座と形(星の結び方)は似ていますが、まったく別の名前の星座として描かれていたり、非常に興味深い天体図です。
本書では、エジプト考古学研究者であり、長年の天文ファンでもある著者が、星座の起源を詳しく紹介し、古代オリエントの人々の宇宙観、後の時代に天文学として発展していく流れまでを紹介しました。
人間が作った「星座」というものの不思議さや興味が一層深まる書籍です。
商品名 星座の起源
商品名(カナ) セイザノキゲン
著者名 近藤 二郎
判型 A5
ページ数 400
古代エジプト編
序章 古代エジプト天文学の世界
第1章 古代エジプトの暦と時
第2章 古代エジプト人の宇宙観
第3章 古代エジプトの星座 北天の星座
第4章 古代エジプトの星座 南天の星座
第5章 デンデラ神殿の天体図
第6章 ヘレニズム時代の科学と天文学
古代メソポタミア編
序章 古代メソポタミア天文学の世界
第1章 天文学発祥の地メソポタミア
第2章 黄道一二宮の星座
第3章 北天の星座
第4章 南天の星座・黄道一二宮以外の星座
第5章 古代メソポタミアの天体観測
第6章 古代メソポタミアからギリシア、アラビアへ
対談 古代オリエントの星座を求めて
お詫びと訂正
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