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越境する書体デザイナーたち

多言語フォントの制作プロセスと世界を見据えた働き方

編集: アイデア編集部 / 監修: 山田 和寛

定価(税込)2,970円

発売日2024年05月09日

ISBN978-4-416-62385-5

独立系タイプファウンドリ&書体デザイナー14組の仕事を通じて、世界で通用する発想法や手法を紹介。

内容

世界で活躍する独立系タイプファウンドリー&書体デザイナーを紹介したアイデア392号の特集「タイプデザイン・ナウ」の増補改定版書籍。新たに4組のデザイナーたちへのインタビューを追加し、フォントの基礎知識などのコンテンツも収録した保存版。

地域固有の文化を尊重しつつ、国際的に通用するデザイン手法やコミュニケーション能力を駆使して、個人デザイナーであっても世界的な企業と協働している多言語フォントデザイナーたち。本書では、欧州、中東、アジアなど、ラテンアルファベット圏以外の国を拠点に活動する14組の独立系書体デザイナー/ファウンドリーの書体見本とインタビューを収録し、世界で通用する発想法や手法、デザイン哲学を紹介する。

彼/彼女らのグローカルな視点や思考法、制作手法には、デザイン以外でも役立つ思考や発想が詰まっている。

著者紹介

アイデア編集部(アイデアヘンシュウブ)

1953年創刊、クリエイターのための世界のグラフィックデザイン誌。

山田 和寛(ヤマダ カズヒロ)

株式会社nipponia代表。1985年生まれ東京都出身、2008年多摩美術大学卒業。松田行正率いるマツダオフィス/牛若丸でブックデザインを学んだ後、Monotypeで「たづがね角ゴシック」を設計。2017年にデザインスタジオnipponiaを立ち上げ独立。専門は書籍の装丁、書体デザイン、視覚伝達デザイン。女子美術大学非常勤講師。

ここだけの話

書体デザインのプロセスやアイデアソースにも注目!

この本は、デザイン誌「アイデア」の特集「タイプデザイン・ナウ」の内容を再構成したものです。

 

新たに4組のデザイナーたちへのインタビューを追加し、フォントの基礎知識などのコンテンツも収録していますが、そのほかにも注目してほしいのが各デザイナーたちから集めた書体デザインのプロセスアイデアソースに関するコメントと画像です。

書道の練習をしたり、街中の看板や雑貨などの文字を蒐集したり、文字の歴史を調べたり、どのデザイナーたちも自分なりのリサーチ活動を通じて、書体デザインのアイデアを練っています。

普段使っている文字も、同じようにデザイナーたちの日常のなかでの気づきや発見から生まれたものかもしれません。

 

ぜひ自分の好きな文字がどのようにつくられたのか、どんな人によってデザインされたのか、文字の背景にある人や歴史を想像してみてください!

商品名 越境する書体デザイナーたち

商品名(カナ) エッキョウスルショタイデザイナータチ

編集者名 アイデア編集部

監修者名 山田 和寛

判型 B5

ページ数 200

はじめに アイデア392号 特集「タイプデザイン・ナウ 独立系タイプファウンドリーの実践」—イントロダクション— 【Chapter 1】独立系タイプファウンドリーの実践 ・Hypertype/ミンジュ・ハム ・山田和寛/nipponia ・Detail Type Foundry/神村誠+神村さち ・Śirin — Kwan/シリン・グンクロイ ・Trilingua Design/アドニアン・チャン ・Naïma Ben Ayed Bureau/ナイマ・ベン・エイド ・Briefcase Type Foundry/トマス・ブルーシル、ペトラ・ドチェカローバ、ラデック・シドゥン ・justfont ・debakir/カジャック・アペリアン ・ラディム・ペスコ/RP Digital Type Foundry ・Grilli Type ・NaN ・Kowloon Type/ジュリアス・フイ ・Maliikātype/シュエ・ティエンメン 【Chapter 2】テキスト編:タイプデザイン・ナウ ・座談会:わたしたちとタイプデザイン つくる人・つかう人の現場から  登壇:神村誠、野口尚子、有馬トモユキ、山田和寛 構成:長田年伸 ・つくり手たちを支援するプラットフォームづくり  インタビュー:トラヴィス・ケッヘル、リジー・ゲルシェンゾーン(Future Fonts) ・デジタル時代の欧文書体デザインと近況  文:大曲都市 ・書体デザインの基礎知識 あとがき

お詫びと訂正

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