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ゼロからの金継ぎ入門

器を蘇らせる、漆の繕い

著者: 伊良原 満美 / 著者: 中村 真

定価(税込)2,200円

発売日2015年06月03日

ISBN978-4-416-31517-0

内容

漆を使った本格的な金継ぎのやり方を初心者の方でも理解できるようにやさしく紹介していきます。
接着にはエポキシやボンドなどの接着剤はいっさい使用せず、漆を使用し、食器などでも安心して使えるものとなります。
金継ぎをする器の作例には、磁器の器のほか、いろいろな産地の陶器で特徴を持った器を選んで紹介します。
実際に金継ぎをしたいと思った器に合った金継ぎの方法を選べるはずです。
また、Q&Aの項を設け、作業的な疑問や金継ぎを施した器の扱い方など、多角的に紹介します。

著者紹介

伊良原 満美(イラハラ ミツミ)

1972年東京生まれ。埼玉県在住。1999年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了。1998年安宅賞。1999年サロン・ド・プランタン賞。2000年東京藝術大学漆芸科非常勤講師。2005年国際漆展銀賞。

中村 真(ナカムラ マコト)

2000年東京芸術大学大学院美術研究科漆芸専攻を修了。2005年から3年間 タシケントの民族楽器工房でシルクロード中央アジアの伝統木工を学ぶ。2009年から千葉県松戸市に工房を構え、瓢簞、木、乾漆などの漆のうつわを中心に制作活動。

商品名 ゼロからの金継ぎ入門

商品名(カナ) ゼロカラノキンツギニュウモン

著者名 伊良原 満美

著者名 中村 真

判型 B5変(縦265mm×横190mm)

ページ数 128

1章 金継ぎの基礎知識
金継ぎとは
漆の不思議
器の破損とその呼び方
仕上げの装飾
金継ぎの材料
金継ぎの道具
破損別 工程別 早見チャート

2章 漆の調合
「固め」用の漆
「接着」用の漆(麦漆)
「成形」用の漆
「埋め」用の漆
「下地」用の漆(錆漆)
「塗り」用の漆

3章 金継ぎの実践(基本編)
素地の準備「洗い」
「ひび」を見極める
「にゅう」を繕う(長石釉の湯呑)
「割れ」を繕う(マグカップ・れんげ)
「ほつれ」を繕う(越前湯呑)
「欠け」を繕う<1>(粉引の片口)
「欠け」を繕う<2>(染付輪花鉢)

4章 金継ぎの実践(応用編)
「欠け」と「にゅう」を繕う(粉引のどら鉢)
「割れ」と「にゅう」を繕う(向日葵のジョッキ)
「割れ」と「欠け」を繕う(赤楽茶碗)
「輪花」の造形(染付輪花鉢)

5章 素地別、金継ぎのコツ
「磁器」を繕う(染付そば猪口)
「楽焼き」を繕う(赤楽茶碗)
「白い土もの」を繕う(銀彩色絵のカップ)
「上絵の作品」を繕う(赤絵のぐい吞ほか)

6章 金継ぎの装飾
「金粉」を蒔く(浅野陽の大碗)
「銀粉」「錫粉」を蒔く(れんげ・赤絵のぐい吞ほか)
「色漆」で仕上げる(粉引のどら鉢・粉引の片口ほか)
「蒔絵」を施す(染付輪花鉢)

金継ぎ用語集
漆の材料、道具取り扱い業者

お詫びと訂正

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