株式会社秋田書店、株式会社誠文堂新光社、株式会社パルプライドによる新たな文芸エンタテインメントを生み出す新レーベル【APeS Novels】(エイプス・ノベルズ)がいよいよ始動!!
そのスタートラインナップは、本年7月に創刊50周年を迎える大人気コミック誌『週刊少年チャンピオン』の、輝かしい歴史を彩った名作『ブラック・ジャック』『恐怖新聞』『エコエコアザラク』をノベライズ化!!
そして実業家でありながらタレント、著作家とさまざまな活躍を見せる堀江貴文氏が、近年流行の「異世界ファンタジー小説」に着目し、ホリエモン流異世界小説を上梓!!
誰もが読みたかった、誰もがもう読めないと思っていた、
懐かしく新しい『ブラック・ジャック』がここに!
「現代にもしブラック・ジャックがいたら・・・」誰もが思い描いたことのあるそんなファンタジーが、小説家・瀬名氏の筆によって小説として蘇る!!
「医療ロボット」「iPS細胞」「終末期医療」などの現代医療、さらにはそれを飛び越え近未来をも予感させるテーマで描かれる、ブラック・ジャックの活躍。
そして、それぞれの事情を抱えた患者たち・医師たちと、無免許の天才外科医の邂逅が紡ぎ出すヒューマンドラマ。もちろんピノコやドクター・キリコといった作品キャラクターは言うに及ばず、思わぬ手塚キャラたちとも再会できる一冊。
著者:瀬名 秀明 原作:手塚 治虫
体裁:四六判・296頁 定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-416-71924-4
瀬名秀明
1968年静岡県生まれ。仙台市在住。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。
1995年に『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。1998年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなどさまざまなジャンルの小説作品に加え、科学・ノンフィクション・文芸評論など多岐にわたる執筆活動を行っている。2011年に藤子・F・不二雄作品のノベライズとなる『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』を手がけ、大きな反響を集めた。ほかの著書に『大空のドロテ』(双葉社刊)、『月と太陽』(講談社刊)、『夜の虹彩』(出版芸術社刊)、『新生』(河出書房新社刊)、『この青い空で君をつつもう』(双葉社刊)などが、また近著に『魔法を召し上がれ』(講談社刊)がある。
手塚治虫
1928年大阪府生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。小学生時代から漫画を描きはじめる。戦争体験を通じて生命の尊さを深く知り医学の道を志すが、大阪帝国大学附属医学専門部を卒業後、いちばん望んだ職業である漫画家を目指すこととなる。しかし漫画家としてデビューののちに医師免許を、また1961年には医学博士の学位も取得する。漫画家としてのデビューは1946年。翌年発表した『新寶島』が一大ベストセラーを記録。数々の新しい表現方法で日本のストーリー漫画を確立する。1962年にはアニメーション作家としてもデビュー。翌年から放映されたテレビアニメ『鉄腕アトム』により、戦後最初のテレビアニメブームを巻き起こす。代表作として『ブラック・ジャック』はもちろんのこと、『鉄腕アトム』『火の鳥』『ジャングル大帝』『陽だまりの樹』ほか、少年・少女・青年向けのあらゆるジャンルで枚挙に遑がない。「マンガの神様」であり、文化の創造者として精力的に活動を続けたのち、1989年2月9日惜しまれながらこの世を去る。
新しい時代の最初の「恐怖」を、あなたにお届けいたします。
UFO・超能力・心霊現象など、オカルトブームに沸いた「昭和」。「Jホラー」映画が数多く制作された「平成」。
その、2度の「恐怖」ブームのどちらにも深く関わりを持つ、つのだじろう氏の傑作オカルトホラーコミック『恐怖新聞』が、「令和」の時代に小説として新たな命を吹き込まれ蘇る。
執筆には、流麗な文体でグロテスクな恐怖を描く数々のホラー小説で人気を博す大石圭氏を迎え、死を予言する異様な新聞に、不運にも魅入られてしまった美しき女子大生の体験する恐怖として、再構築された『恐怖新聞』の世界が繰り広げられる。
著者:大石 圭 原作:つのだじろう
体裁:四六判・288頁 定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-416-71925-1
大石圭
1961年東京都生まれ。法政大学文学部卒業後、企業勤務を経て1993年に『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞、同作で翌年デビュー。以降、『アンダー・ユア・ベッド』『湘南人肉医』『檻の中の少女』『甘い鞭』など数々の作品を発表。エンタテインメント性の高い作品は数多くの映像化も行われ、2019年春にも『殺人鬼を飼う女』が公開、続いて『アンダー・ユア・ベッド』の公開も控えている。また『呪怨』シリーズなど、映画作品のノベライズも好評を博している。近著に『モニター越しの飼育』(角川ホラー文庫)、『奴隷商人サラサ ~生き人形が見た夢~』(光文社文庫)など。
つのだじろう
1936年東京都生まれ。高校在学中より漫画家の島田啓三氏に師事を受け、1955年『新桃太郎』でデビュー。1958年の『ルミちゃん教室』や、1962年第2回講談社児童まんが賞を受賞した『ばら色の海』など少女マンガで人気を博したのち、少年マンガ誌にペーソスあふれるギャグマンガを次々連載し、なかでも『忍者あわて丸』は『ピュンピュン丸』のタイトルでテレビアニメ化もされた。1971年より始まった『空手バカ一代』が絶大な人気を集め、劇画調の作風を強めていく中で、デビュー当時のUFO目撃体験をきっかけに研究を続けていたオカルト知識を生かし、1973年に『恐怖新聞』『うしろの百太郎』といったオカルトテーマの作品を立て続けに大ヒットさせ、一大ブームを巻き起こす。以降オカルトホラーコミックの第一人者として精力的に発表を続ける一方で、本格将棋マンガ『5五の龍』や、『銀座花族』(『虹子の冒険』として連続ドラマ化)など大人の女性を主人公に据えた作品など、幅広い作風で支持を集め続けた。作品にも生かされた将棋をはじめ、スキー、書道、空手、剣道、浮世絵春画収集など多趣味なことでも知られる。
愚かな者たちがさまよい続ける出口のない迷宮へ、
あなたも足を踏み入れて見ませんか?
「エコエコアザラク、エコエコザメラク…」どこからともなく聞こえてくる妖しい呪文と共に黒井ミサが帰って来た!!
あるときは災いの象徴として、またあるときは自分に害を為した者への復讐劇として描かれることの多かった黒井ミサとその物語。悪霊の力を借りて執行される呪術という神秘的なイメージと相まって、昏い魅力に溢れた『エコエコアザラク』のイメージはそのままに、情念を描いた作品で人気を集める岩井氏の筆によって、人々を惑わせる「運命の女」黒井ミサへと昇華され、あたかも幻想文学をも想起させる・・・。
著者:岩井 志麻子 原作:古賀 新一
体裁:四六判・288頁 定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-416-71928-2
岩井志麻子
1964年岡山県生まれ。高校在学中の1982年に、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入賞。少女小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作で2000年に第13回山本周五郎賞受賞。また2002年には『岡山女』で第124回直木賞候補となる。小説・エッセイなど精力的な執筆活動と並行して、タレントとしての活動も展開し、多数の情報番組などでコメンテーターを務めるほか、女優としてドラマや映画への出演も果たしている。ほかの著書に『現代百物語』シリーズ(角川ホラー文庫)、『嘘と人形』(太田出版)、『シマコの週刊!?宝石』(光文社文庫)、『「魔性の女」に美女はいない』(小学館新書)などがある。
古賀 新一
1936年福岡県生まれ。中学校卒業後、会社勤めの傍ら独学で漫画を習得し、21歳で上京。貸本向け単行本などで活動を始めたのち、1964年に『週刊マーガレット』にて『白へび館』の連載を開始し、以降少女向けホラー漫画家として人気を博す。1975年に始まった『エコエコアザラク』は、『週刊少年チャンピオン』を皮切りに『月刊少年チャンピオン』『サスぺリア』など複数の掲載誌での長期に亘る連載に加え、数度のテレビドラマ・映画などの実写化も行われた代表作となる。2018年3月1日、病気のためこの世を去る。
ロケット開発、AI、IoT、FAANGなど、
ホリエモン流の異世界小説が楽しめる!
「転生したらすべてがリセット、努力する必要もなくチートを与えられ、世界を救って一躍英雄に!」、なんて甘い考えは通用しない。
転生した先も現実社会と同様の社会構造が待っていたら、あなたはどうする!?そんな辛口異世界ファンタジーに、堀江氏が用意した答えこそ「多動力」。
異世界に行っても「タテの壁」がはびこるなら、自力でブレイクスルーする知恵と越えていく軽やかさこそが大切―――そんな堀江氏のメッセージが籠められた、エンタテインメント作品が完成!
著者:堀江 貴文
体裁:四六判・296頁 定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-416-71927-5
堀江貴文
1972年福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリのプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。主な著作に『多動力』(幻冬舎)、『僕たちはもう働かなくていい』(小学館新書)、『10年後の仕事図鑑』(共著・落合陽一/SBクリエイティブ)などがある。